新聞のテレビ欄を見ると、連日どこかの局でクイズ番組が編成されている。
これだけ、並ぶということはそこそこ視聴率が稼げているということなのだろう。
宮崎美子さん、高木美保さん、東貴博さん、伊集院光さんなどは、数々のクイズ番組に出演、司会者や会場の観客から感心の声を漏らさせている。
雑学王というような新たなジャンルでの人気スターというような感がある。
そんな中でも筆頭は麻木久仁子さんか。
成績だけから見たら、真のクイズ女王といえば宮崎美子さんだろうが、その存在感は彼女を上回る。
番組の性格も選ばず、どんなクイズ番組にも顔を出している。
そして、その全てで優秀な成績をあげている。
その成績の高さは現役東大生タレントなどをも凌駕する。
彼女を古くから知っている身としては、もう少し番組を選べばよいのに…と思うのだが、常に全力投球しかできない彼女としてはそれは選択肢にはないのだろう。
クイズ王といわれる人たちに共通するのはそのイマジネーションの豊富さだ。
どんなに雑学に秀でていても、漢字を知っていても、その全てに知識を持っているというのは考えられない。
まして、制作陣が若い駆け出しの構成作家を動員して捻り出したクイズだ。
それを正解するのは、出題された内容をどうイメージするかにかかっているといっても過言ではない。
それはイメージを超えて第六感ということもできる。
そうした引き出しが知識を蓄えている引き出しと同様にたくさん持っているということだろう。
知識とイマジネーションをリンクさせることが上手だということもあるかもしれない。
私自身、相当なクイズ好きで、今でも数々のクイズ番組を視聴し、手前味噌ながら、麻木、宮崎、高木といったクイズ女王と匹敵するくらいの回答率を誇っている。
素人が出られるならフジテレビの「ミリオネア」で賞金稼ぎでもしようかと思うくらいである。
クイズマニアとしてのブラックリストにも載っていないから、結構稼げるのではないかな、とも思う。
そんな私でも、もういい加減にクイズ番組には辟易してきた。
日本中の人たちが、それ程知識欲が旺盛とは思えないので、そろそろ人気も峠を越えてよいころだと思うのだが…。
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